2012年1月、福島に行ってきました

Posted on by on 1月 23rd, 2012 | 0 Comments »

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みなさま

新年、いかがお過ごしでしょうか。フランスのメンバーのさとこです。
長らくご挨拶もぜすに、失礼いたしました。実は、これには訳があったのです・・・
りんご野を代表して、年明け早々、福島に行ってきました!

いわき市の清風幼稚園、福島市のこひつじ幼稚園、AGORA Kindergartenを訪問し、今までは送るだけだったりんごを、一つづつ手渡しすることができました。
子供達に、「放射能バイバイ!って言いながら食べてね」、なんて、一部の方から叱られそうなことを言ってしまいましたが、りんごに小さな鼻をくっつけて思いっきりすうーーーっと香りを吸い込む顔を見ていると、食物繊維やペクチンなどの効能以外にも、大切なものを届けられたような気がして、こちらも幸せな気持ちになりました。

また、別件で福島入りしていたミュージシャンのエリック・コルディエと一緒に、「聞こえない音を聴いてみよう」というワークショップをやってみました。普段は聞こえないけれども、私達の生活を取り巻いている「ある音」を、特殊なマイクを通して拾い、みんなで聴いてみようという試みです。いくつかのグループに分かれてもらって、子供達がマイクを持って、音探しの旅(室内限定)に出かけました。さて、「ある音ってなあに?」「でんじはーーー!」そう、電磁波なんです。現代っ子はすぐに仕掛けを暴いてしまいました。蛍光灯、携帯、テレビ、コンセント、アダプターなど、色々試しましたが、やっぱり一番強力だったのはコンピューターでした。

一通り遊んだ後は、もう一つフランスから持ってきたアイテムに登場してもらいました。小さい音を拡張して聴くための、ピストル型のおもちゃ。もともとはバードウォッチングなどで鳥の声を聴いたりするために、アウトドアグッズ店で手に入るものです。おもちゃですが、なかなかの性能です。今はお外に出られないので、代わりにエリックが鳥になりました。グループにわかれて、輪になって座ってもらって、エリックが真ん中に立ち、小さな小さな音を出します。園児達は目をつむって、音を頼りに鳥を見つけよう、という遊び。おもちゃは一つづつプレゼントしてきました。好奇心の強い子が多くて、こちらもやりがいがありました。

という、りんごとはあまり関係ない出し物に興じて来ました。

会ってお話できた子供達は、放射線にもめげずにとっても元気そうに見えましたが、この子達がこれからも逞しく育っていけるように、私達大人がすべきことが沢山あると思います。訪問した園以外でも、幼稚園保育園の先生方とお話しする機会がありました。子供を守る立場上、放射線防護に熱心な先生方は自主的に対策を取っていらっしゃるので、こういった意識の差が子供達の元気にも現れているのかもしれません。毎日の線量測定、庭の除染、園内の水ぶきワックスがけ、飲料水や給食の素材の配慮、限られた外遊びの時間はマスクの徹底など、子供達を守るための努力は並大抵のものではないでしょう。いわき市のある保育園では、こういった対策が効を奏して、屋外で毎時0.1マイクロシーベルト、屋内で0.7代と、東京よりも低い値が測定されていました(5種類の測定器で毎日測っておられるので、信憑性は高いです)。

「りんご毎日食べてね」と言うと、ある子は「うちの庭に木があるから、りんごいーっぱいあるよ!」と元気いっぱいのお返事をくれました。私は言葉に詰まってしまいましたが、でも福島の果物でも汚染されていないものもあるようですから、家庭菜園などされている方は、ぜひ市民測定所などで検査されてみてはいかがでしょうか。

いわき市清風幼稚園の吉田先生、主任さま、先生方、スタッフの皆さま、お餅つきに招待下さってありがとうございます!子供達と一緒に食べたお雑煮は忘れられません。福島市こひつじ幼稚園の園長先生、のぶこ先生、渡邉さんご一家、それから、演奏用の靴ひもをわざわざ買って下さった先生、園にいらっしゃっていた父兄の方々、子供も大人も一緒になって遊べて嬉しかったです。またAGORA Kindergartenの小林先生、Regis園長先生を始め職員の皆様方、英語保育にも関わらず思いっきり日本語でワークショップをしてしまいましたが、それにしても素晴らしいお誕生日特製メニューで、給食でブランケット・ド・ヴォーを提供する幼稚園も珍しいのではないでしょうか。そして、積極的に参加してくれた子供たち、お話を静かに聞いてくれて、それから、少ないマイクやおもちゃをみんなで仲良く分け合って使ってくれて、ありがとう!りんごを毎日食べて、放射能バイバイ!(お叱りお受けします)

福島で多くの方にお会いできて、沢山のご縁をいただきました。お陰さまで、1月は新しく合計で1000人以上の子供達にりんごをお届けできそうです!もりもり食べて、体の底から元気になって欲しいです。りんご野の活動を支えてくださった方々にも心からのお礼を申し上げます。

これから石巻に向かいます。りんご野が発足する前、初めての私達のりんごお届け先となった明友館の行方を追ってきます・・・

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