東北プチ遠征レポート〜いわき篇

Posted on by on 5月 2nd, 2012 | 0 Comments »

すっかりアップするのが遅くなってしまいましたが、3月下旬に行った東北プチ遠征レポートの続きです。
石巻の後、いわきに移動しました。
いわきでは、市内を拠点に地域活性プロジェクト「MUSUBU」の末永さんと宮本さんにお会いしてきました。

MUSUBU」は、人、地域、芸術、デザイン、情報などあらゆる分野を結びクリエイティブな産業を生み出す地域活性プロジェクトを発信してる団体。友人の紹介でMUSUBUさんを知るきっかけとなったのですが、石巻・明友館のみなさん同様、自ら被災者でありながら震災直後から支援物資を集め被災者に配布するなど、復興のためにも精力的に活動されていて、現在でもホームページやfacebookで見る限りでも、地域に密着したイベントを開催したり、都内・各地で多くの被災地復興イベント等に参加しています。りんご野と同じ世代の若い方々(りんご野の平均年齢はもうちょっと上ですが。メンバーのみんな失礼!)が活躍されているのをみて、活動内容は異なれど、とても勇気づけられました。

いわきでは、日帰りでできるボランティアにも参加するつもりが、 ボランティアセンターのHPを見るとこの週の日曜はお休みとの記載が。それでも現地で何か見つかるのではと安易な考えでいましたが、いわきも石巻と同じく、現在瓦礫撤去は収束し、公募のボランティアは少なくなっているとのこと。

こんな無計画で行ってしまった愚かなボランティア志望者でしたが、宮本さんの計らいで、車で被災地を回るドライブに連れて行ってもらいました。

小名浜の海岸沿いは、すぐ裏手に山や丘がある入り組んだ地形が多く、海と山に囲まれたこの地域は漁業だけでなく 自然に恵まれた 豊かな土地である事が伺えます。海沿いの住宅地では、津波に流されたままの橋、信号もまだついていない場所も。そして被害の大きかった、津波で集落の殆どが流された地域では、この先週は震災から1周年という事もあり、基礎だけが残った住宅の跡地に花が供えられていました。
津波に流された家、残った家、震災の傷跡がまだ残る海沿いの地域の一角で、古民家を買い取り地域の交流の場にしようという試みが行われているそうで、ちょうどその日は写真展や映画の上映会が行われており連れていって頂きました。

中之作 直してみんかプロジェクト
津波の被害にあった築200年の商家を修復し、後世に残していこうというプロジェクトだそうです。


MUSUBU 宮本さん(左)と直してみんかプロジェクトのオーナー豊田千晴さん


瓦も待機中

地元の名家だったというこの家の作りは素晴らしく、螺鈿細工や型押しが施されている珍しい(素晴らしい!)柱や飾り棚。建物の中はだいぶ綺麗になっていますが、まだまだ修復には時間がかかるとのことです。このプロジェクトでは、活動メンバーを募集しているそうで、ボランティアも受け付けています。週末やお休みにいわき行きを検討している方、ぜひイベントやボランティアに参加してみてはいかがでしょう。

小名浜の漁港周辺も津波の大きな被害を受けました。1階部分が津波の破壊的被害を受けたいわき市観光物産センター、ら・ら・ミュウは、復旧作業を終え昨年11月から再オープンしたそうです。同じく復旧作業を終えた水族館、アクアマリンふくしまも隣接し、週末ということもあり駐車場はいっぱい。たくさんの人で賑わっていました。

原発事故の影響により、現在近海での漁は行われていないという事で、県外産の魚を扱っているとの事ですが、広大な市場には新鮮な魚がところせましと並んでいます。
ここで、3/17にMUSUBUが開催していたイベント「ウニの貝焼き」を発見!
MUSUBUのHPで見て気になっていたんです・・・。この貝焼きも現在は県外産のウニで作られていることですが、元々贈答用の土産品ということで高級品。なかなか手が出せませんが、なんと観光客用に?リーズナブルなロシア産があちこちで500円で売られていました。蛤の殻にウニがむっちりのっています。ほんとは3個くらい食べたかったのですが、お昼の後だし生ガキも食べたし、一個で我慢。


ウニの貝焼き いったいどれだけのウニが一つの貝に乗っているのか!?

ウニの貝焼きはいわき市の名産。MUSUBUはこの伝統を伝えていきたい、という思いから、このイベントを企画したそうです。詳しくは、MUSUBU HP掲載のレポートをご覧下さい。

その他、いわきで最大規模という仮設住宅など、たくさんの場所に連れていってもらいました。なんだかいわきをもっと知りたい、見たい、という気持ちがわき上がり、ここでMUSUBUのお二人と別れいわき市に一泊する事に。(スマフォの充電切れで、はたまたMUSUBUのお二人のお力添えを頂くのですが・・・)

湯本のホテルは作業員の方や原発関係の会社関係の方でいっぱいとのことで、いわき駅前のホテルへ。ホテルの方に聞くと、駅周辺は平日が原発関係者で混み合っているが、週末はそれぞれ東京等に戻られるので、比較的空いているとのことですんなり部屋を取る事ができました。
その夜、腹ごしらえに出かけるためホテルの方に近所の飲食店街を聞き、歩いてみると、ぽつぽつとバーや居酒屋があります。じゃーじゃー麺を食べに入ったお店で「夜明け市場」という文字が。その数件隣のバーが、「お一人様も大丈夫ですよ!」と声をかけてくださったので、入ってみるとまた「夜明け市場」というチラシが 。スタッフの方に聞いてみると、「夜明け市場」とは震災で被災した店舗が集まり、潰れたスナック街で復興のために新たにお店をオープンした飲食店街だそうで、お邪魔したバー「gohoubi」もその中の一軒だそうです。古いスナックを改装したというこのお店、とてもいい味が出ていました。


夜明け市場 gohoubiにて スタッフの山越さん

居合わせた常連さんやお店のスタッフの方々が気さくにお話をしてくれて、震災当時の様子や現在の様子など、様々なお話を聞かせて下さいました。試作品というトマト餃子も試食させてもらい(後日高円寺で震災復興イベントでも出店・販売されてました。美味!)、なんと後で一緒に飲んでた方はお酒もごちそうになってしまい(しかもたっぷり)、いわきで観光するつもりが、地元の人にお世話になりっぱなしの1日でしたが、震災・原発事故で今も復興に向けて大変な状況な中、あたたかく接してくれたいわきの人達。いわきの土地柄、人柄を感じることができました。 青森とは真北・真南ですが、東北の暖かさかも知れません。
さてボランティアについてですが、 前述したように現在受け入れは制限があるようです。
いわき市復興ボランティアセンターブログ
ブログ内でも記載がありますが、上記ボランティアセンターでのGW中の募集はなかったようです。そのかわり、「ぜひいわき市に遊びに来て下さい!」と書かれていました。いわき行きを検討されている方、夜明け市場や、直してみんかプロジェクトほか、MUSUBUや様々な団体がイベントを開催しているので、要チェックです。
また、復興支援イベントは福島県内、また都内や日本各地で行われています。東京や被災地から離れた場所で暮らす私たちには、過去の出来事になってきたような今日この頃・・・。今も被災地の方々は復興・未来に向けて様々な取り組みを続けています。今回ご紹介できたのはごく一部ですが、他にもたくさん活動やイベントがあります。支援だけでなく、その土地の伝統、文化を知ったり様々な人との出会い、新しい発見があるかも知れません。ぜひ多くの活動を知って、見てみたいです。

MUSUBUの宮本さん、末永さん、夜明け市場でお会いした方々、大変お世話になりました!
いわき市、夜明け市場、また訪れたいと思います。

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