Naturalia×Kokeshi Smile in Tohokuトークイベント

Posted on by on 5月 2nd, 2012 | 0 Comments »

4月29日、早くも初夏の訪れが感じられる晴天の中、鎌倉ノーザンライトストーブさんにてNaturalia×Kokeshi Smile トークイベントが行われました。
今回のトークイベント出演のお二人は、被災地にこけしとこけしの笑顔を届ける「ありがとう こけしスマイル」プロジェクトの沼田元氣さん、フレンチの三國清三シェフと被災地で食育活動を行う「こどもたちに笑顔を」プロジェクトの松木直也さん。

沼田元気さんは「KOKE-SHIKA」という、こけしショップを由比ケ浜で経営していらっしゃり、またあのアンディー・ウォーホールに師事されてたという、前衛アーティストでもあります。
松木直也さんは、雑誌の編集者、ライターとして数々の雑誌で活躍されていて、震災以前より三国シェフと共に、子ども達の「食育」について取り組まれています。

さて、まずは東北の伝統工芸、こけしのお話から。松木さんは東北・仙台のご出身という事もあり、お二人のお話はこけしのみならず東北地方の様々な話題にも及びます。
昭和の家庭に必ずあったこけし。バービーやジェニー、ぬいぐるみ世代の我々には、こけしは誰かからの(きっとおじいちゃんやおばあちゃん)お土産で飾り物、というイメージが強かったと思いますが、こけしはそもそも子供のための遊び道具だったそうです。
そんなこけしに魅せられた沼田さん、この伝統工芸を新しいカタチで広めています。ちなみにイベント後、沼田さんの経営するこけしショップ「KOKE-SHKA」を訪れたのですが、なんてかわいいショップ!ところどころに混ざるマトローシュカがこけしと同化し、こけし達もなにか斬新に感じられます。

この伝統工芸を守るべく、そして震災で遊び道具を失った子どもたちへのおもちゃとしてこけしを被災地に送るプロジェクトが「SAVE JAPAN ありがとう KOKESHI SMILE プロジェクト」。子どもたちだけでなく、震災で職を失ったこけし職人さんたちへの支援にも繋がっていく、支援が輪になったプロジェクトです。

松木さんの「子どもたちに笑顔を」プロジェクトでは、 三国シェフと一緒に震災以前から こどもの「食育」をテーマした講演や、子どもたちに味覚を教える試みも行っていたそうです。震災後は女川、気仙沼、いわき市など被災地の学校で三国シェフをはじめとした各地のシェフの有志達と、給食の提供をしています。
子供のうちに味覚を鍛える事は、とても重要な事だそうです。世界では、 「甘い」「しょっぱい」「すっぱい」「苦い」の4つが味覚の種別とされていますが、日本ではこれに加えて「旨味」を感じる感性があるのだそう。この舌の感覚を鍛える事で、五感(見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触わる)も鍛えられ、子供の頃から鍛える事でこの五感も敏感に育っていくのだそうです。

なにより、三国シェフをはじめプロの料理人の味を学校で体験できるなんて、いい(うらやましい!)経験ですね。コック服を着たプロのシェフに目の前で調理してもらえるなんて、子どもたちは大興奮だったのではないでしょうか。トークイベント会場にはこの日、できたての給食をほおばり、こぼれそうな笑顔の子どもたちの写真も飾られていました。
お二人のお話の共通項はもちろん「子どもたち」。 被災後は、物資の配給もままならずインスタントフードしか口にできなかった子どもたちも多かったことでしょう。おもちゃなんて、避難所や仮設住宅には行き届いていなかったでしょうか。
「おもちゃ」、「食育」分野は異なれど、それぞれが子どもたちの成長に深く関わってきます。子どもたちの笑顔を守っていくこと。明るく元気に育ってほしい。そんな思いが伝わるトークイベントでした。
二つの支援が、日本の食育、伝統文化を子どもたに改めて学んで感じてもらうなんて、ユニークな試みですよね。このことがきっかけとなり、子どもたちの明日へのチカラとなる事を願っています。

PS:この日はりんごちゃんストラップが3つ、ポストカードとバッジも売れました。計2600円の売り上げ。
グッズ販売はぼちぼちでしたが、トーク内でりんご野もご紹介頂き、みなさんにご説明させて頂きました。
沼田さん、松木さん、ご来場のみなさまありがとうございました。

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