ミシェル・フェルネクス博士来日と映画上映のご案内

Posted on by on 5月 7th, 2012 | 0 Comments »

「こどもの日」という象徴的な日取りで、日本ではとうとう原発稼動ゼロになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。地元青森では、桜が散った後はりんごの花が咲き乱れます。そして開花にあわせて、りんご野からも一つお知らせがあります。

りんご野の活動を始めるきっかけになった、ベラルーシのベルラド研究所を長年支えてきたフランスの団体「チェルノブイリ・ベラルーシの子どもたち(Enfants de Tchernobyl-Belarus、ETB)」の創設者で、チェルノブイリ事故直後から住民や生物の被害の実態を追ってきたミシェル・フェルネクス博士が、もうすぐ来日します。また、一部の講演会場では、りんご野も日本語版制作に大きく貢献した映画「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」が上映されます。



©フェルダ・フィルム・スイス 2004

サブタイトルにもあるとおり、この映画は、WHO世界保健機関と IAEA国際原子力機関が共同で開催した、2001年キエフ国際会議の模様を捉えた、とても貴重なドキュメンタリーです。特に福島の原発事故以来、私たちも避けて通れなくなった内部被曝の実態や、その証拠がどのように隠されてきたかを目の当たりにすることが出来ます。2001年の会議ですが、論争の内容自体は現在とそれほど変わりません。それどころか、発言者の立場や様々な矛盾がむき出しになり、「色んな説があってどれを信じていいのかわからない!」という今まさに日本で聞かれる多くの方々の声が、そのまま映画になったような作品です。邦題は「真実はどこに?」、皆さんはこの場面から何を読み取るでしょうか。ベルラド研究所創設者の故ワシリー・ネステレンコ教授も登場します。

ウラジミール・チェルトコフ監督は、「チェルノブイリ・ベラルーシの子どもたち」の事務局長でもあります。事故の被害にあった地域を訪れ、農村をめぐり、住民たちや彼らを守るために奮闘する研究者たちの証言を元に、700ページにわたる大作をまとめました(「チェルノブイリの犯罪」Le Crime de Tchernobyl、Actes Sud出版)。また、原発事故処理作業員の行方を追った映画「サクリファイス」も発表しています。

「真実はどこに?」からもよくわかるように、フェルネクス博士は、WHOがIAEAに従属しているため、原子力の分野で独自に調査を進める権限がないことや、現地調査や対策などをIAEAに一任していることを非難し、WHOの独立を求めてきました。詳しく知りたい方には、博士がこれまで様々なメディアで発表してきた記事をまとめ、さらに豊富な解説が加えられた『終わりのない惨劇―チェルノブイリの教訓から』(竹内雅文訳・緑風出版)をぜひ一読お勧めします。また、福島原発事故後に 書かれた「人々が被曝から身を守るためにー福島の即時の影響と後発性の影響を予測することー」(PDF)もあわせてご覧下さい。

この貴重な機会をお見逃しなく!詳細は以下をご覧下さい。
※福島での講演の日程は追って報告します。

2012 年5月16日(水)17:00-20:00
ミシェル・フェルネクス講演 

通訳・コメント 竹内雅文( フランス現代思想)
上映 『真実はどこに』(51分)
場所:広島平和研究所会議室
広島市中区大手町4-1-1 大手町平和ビル9階 
市役所本庁舎向い

2012年 5月20日(日)13:00~16:30
内部被曝研・医療部会 懇談会

「ミッシェル・フェルネックスさん
肥田舜太郎さんを囲んで」
司会 松井英介 通訳 竹野内真理
会場:埼玉県保険医協会 大会議室
さいたま市浦和区北浦和4-2-2 アンリツビル5F
TEL 048-824-7130
資料代:1,500円

2012年 5月 23日(水)18:45~21:00
「緊急提言 被ばくから身を守るために」

ミッシェル・フェルネクス医学博士講演
通訳 竹内雅文(『終わりのない惨劇』訳者)
映画 <真実はどこに?> ̶WHOとIAEA 放射能汚染を巡って̶
開場 18:15 開演 18:45 映画 18:50~ 講演 19:50~ 終了後 、サイン会
会 場 : 新宿区角筈区民ホール
新宿区西新宿4丁目33番7号 TEL:03-3377-1372 FAX:03-3377-1073
資料代 : 1,000 円
※予約不要。先着順

主催 / 問い合わせ 
内部被曝研(市民と科学者の内部被曝問題研究会)医療部会
TEL:058-296-4038 E-mail:zazendoh@ccn.aitai.ne.jp
高木学校
TEL:03-3353-2928 E-mail:takasas@ja.main.jp

交通案内
・バ ス 新宿駅西口 京王バス「S01新都心循環」(京王デパート前21番のりば)
     パークハイアット東京前下車徒歩1分
・JR線 新宿駅下車徒歩15分
・地下鉄 都営12号大江戸線 都庁前下車(A5出口)徒歩10分
・私 鉄 京王新線 初台駅下車(オペラシティ出口)徒歩10分

ミシェル・フェルネクス 医学博士・バーゼル大学名誉教授
1929年ジュネーヴ生まれのスイス人。バーゼル大学名誉教授。医学博士。ジュネーヴ、パリ、ダカール、バーゼルで医学を学ぶ。後、セネガル、マリ、ザイール、タンザニアなどアフリカ諸国に勤務、またフランス、スエーデンでも勤務し、寄生体学、マラリア、フィラリア症の問題で、世界保健機関と15年間,共同作業を行う。スイス・バーゼル大学医学部教授に任命。臨床医学,及び熱帯医学専門医。66歳で退職。以後、IPPNWの会員、またNPO「チェルノブイリ/ベラルーシーのこどもたち」(ETB)を仏緑の党創立メンバーで反核の闘士であった夫人のソランジュ・フェルネックスと2001年に創設。また2007年から、ETB、IPPNW、 CRIIRAD、仏脱原発ネットワークなどとWHO独立のためのキャンペーン(Inde-pendent WHO)を組織。

©フェルダ・フィルム・スイス 2004

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