埼玉 旧騎西高校炊き出しプロジェクト レポート

Posted on by on 11月 9th, 2012 | 0 Comments »

こんにちは。りんご野トモコです。
11月4日(土)、福島県双葉町のみなさんが避難されている埼玉県にある旧騎西高校にて、石巻 明友館で活動していた斉藤良太郎さん主催の炊き出しプロジェクトへお手伝いに行ってきました。
この炊き出しは、同じく石巻で支援活動をしているIntrepid Model Adventure(以下IMA)のオーガナイザー、ディーン・ニューコムの協力の元、両活動に関わる人達を中心に国際色豊なボランティア勢として総勢50人超が集結。

調理室は大にぎわい。外国勢もすぐに日本の母の技、“ごぼうのささがき”を習得し周囲を驚かせていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日のメニューはけんちん汁、さんまの塩焼き、おにぎり、昆布煮、そして飛び入りで“人参しりしり”や野菜の浅漬け、野菜ジュース等も加わりました。りんご野からのりんごジュースも野菜ジュースやストレートジュースとして参加です。

さんまの塩焼きに並ぶ双葉町の方々。大人気で即売り切れ

現場は予想以上の慌ただしさでてんやわんやでしたがボランティア同士もうちとけながら、午後に一段落した後は、各々が双葉町の方々と交流をしていました。

私も食堂を訪れていた双葉町の方々や、一時期騎西高校に住んでいたという中学生くらいの女の子達に家で焼いて来たキャロットケーキを食べてもらったり(よりによってこの日のメニューは人参が大量に使われており、人参許容量が超えていたと思いますがみなさん快く召し上がって下さいました・・・シナモン入れ忘れましたが・・・)。お話する事ができました。

24日に谷中で行われる「フタバから遠く離れて」の上映会へのメッセージをお願いするために、この映画の英語字幕を担当したアイビーに町長(校長)室に連れていってもらうと、井戸川克隆町長が奥様と一緒に英語の資料を準備しています。
この日集まったボランティアメンバーは半数近くが外国人達で、その事をしった町長がきっと福島の窮状を訴えるために先日ジュネーブ市長と対談したり国連会議に出席された際に使用された資料を用意して下さったのでしょう。ご多忙にも関わらず細やかなお心遣いを頂きました。
朝日新聞の記事にも出ていますが、双葉町上羽鳥の地域では、事故直後毎時1590マイクロシーベルトが観測されたそうです。事故直前にも高い数値が観測されていたそうで、3月12日夕方、町長が避難するまでの間に爆発した 建屋の断熱材と見られる物体が 音もなく降って来ていたそうです。300人以上が被曝しているとみられ、当時から検査を要請していたそうですが、おなじみ「直ちに影響はない」ということで聞き入れられなかったとのこと。
公開数値が低めにされている、甲状腺検査の実施の必要性、避難基準がチェルノブイリより大幅に低い、等、様々な問題を国や県に訴え続けたにも関わらず、状況は変わらず、世界を通じて、世論を通じて外から日本に働きかけるために先月末ジュネーブで国連人権委員会の前で演説をされて来たそうです。

IMAのディーンからの「今私たちにできること、して欲しい事な何か」という質問に、「この事を世界に広めて欲しい。外に出られない、避難できない子どもたちがゲームする事によって世界に広まるようなゲームなどがつくれないか」という話もありました。オンラインゲームの事をおっしゃっているのだと思います。ゲームは詳しくありませんが、世界に子どもたちの現状・声を伝え続けなければならない、というふうに受け止めました。国連人権委員会へ、世論を通じて訴えていきたいともおっしゃっていました。
ジュネーブへの参加も多くの報道機関では取り上げられなかったようです。

余談ですが、井戸川町長がりんご野のロゴをみて、「このりんご見た事あるなあ」とおっしゃって下さいました。嬉しいですね。りんご野はいたるところに出没予定です

終了時刻が近づき、まだたくさんあるけんちん汁をまだ召し上がってない方がいないか校内の各部屋を回ると、避難されている方々の年齢層は想像より高く、そんな方々がエレベーターもない中、段ボールで仕切りを作った教室に未だ暮らしています。規則で調理室も使えずに自由に自炊もできない。使えたとしても調理室は4階です。炊き出しの食堂は別館。「月4万円の年金で暮らしているので、食事代はとても辛い」と自ら声をかけてくれた方もいらっしゃいました。この環境が1年半以上も続いているのです・・・。
撤収時、食堂にいらした数人の双葉町の方が我々を見送って下さいました。「また来てね」という言葉に「また来ます!」と返すものの、本心ではこの生活が一刻も早く終わる事を願うばかりです。

今回の炊き出しに参加されていた多くの方が、石巻明友館を通じて知り合った方々、これまで個人・団体で被災地での支援活動を続けている方々でした。よく聞く団体、新しく知った活動、個人でボランティアを続けている方、始めて参加する方など様々ですが、個々の力が集まりお互いを知る事もできた、素晴らしい機会だったと思います。みなさんの活動を聞けてとても励みになりました。
りょうたろうさん、ディーン、各地から炊き出しに参加したみなさん、お疲れさまでした&お世話になりました!写真の提供下さった、サビーン、えつこさん、ありがとうございました。明友館千葉さん、りんご野リーフレット配ってくれていたと聞きました。ありがとうございます!(泣)暖かく迎えて下さった双葉町の方々にも深くお礼を申し上げます。

↓Three Leaders

Photo by Sabine Taras Thompson, Etsuko Horie

関連リンク
>>石巻 明友館
>>Intrepid Model Adventure
>>フタバから遠く離れて 公式サイト

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